あずまきよひこは確信犯的な仕掛け人であり、漫画家としては珍しく
マーケティングの嗅覚が鋭い。大ヒット作「
あずまんが大王」はある意味「萌え」をからかっているところがあるが、オタクの食いつきがよかった。この「
よつばと」は「萌え」を逸脱している。主人公の「よつば」は明らかに「萌え」ではなく別のベクトルを目指している。おそらく読み手の「母性」「父性」を刺激して新しいマーケットを開拓中なのであろう。出自が出自だけに女性の読み手に届くまでタイムラグがありそうだが、女性の読者に注目されると「
あずまんが」同様に大ブレイクする可能性があり注目。