架空の杜

The journey is the reward.

知識の活性化

恐怖や不安を動機にして、知性が活性化するなんてことはありえない

達成目標があらかじめ開示された場合に、子どもたちの学習努力は大きく殺がれます。教育のプロセスをまじめに観察したことがある人間なら、誰でもわかることです。「勉強するとこんないいことがある」とか「勉強しないとこんなひどい目に遭う」というようなことをあらかじめ子どもに開示すると、子どもたちの学習意欲はあきらかに減退する。というのは、努力した先に得られるものが決まっていたら、子どもたちは最少の学習努力でそれを獲得しようとするに決まっているからです。
 学習の場では決して利益誘導してはならないということを理解していない人があまりに多い。でも、長く教員をやってきてこれは経験的にはっきりと申し上げられます。賞品で子どもを釣ったり、恐怖で子どもを脅したりしても子どもたちの知的な能力は絶対に向上しません。彼らはどうやったら最少の学習努力で目的のものを手に入れるか、そこに全力を集中するようになるだけです。

by 内田樹

作家の分類

1人も殺さなかったらコメディ作家
1人殺したらサスペンス作家
5人殺したらミステリ作家
10人殺したらホラー作者
100人殺したらバイオレンス作者
1000人殺したらファンタジー作家
10000人殺したら歴史作家
絶滅させたらSF作家

【人生で大切なこと】

・自分を許す
・他人を変えようとしない
・会いたい人には会いに行く
・素直になる
・嫌な事は忘れる
・他人の目ばかり気にしない
・よく寝る
・夢を持つ
・今ある幸せに気づく
・自分を知る
・自尊心を持つ
・恥を捨てて馬鹿になる
・恋をする
・適度に運動する
・よく笑う

かぐや様は告らせたい 構成が素晴らしい

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7話まで終了してハズレ回一度も無し。土曜日にリアルタイムでみて、月曜日からコメント付きでニコ動でみるのがここ二ヶ月の習慣です。ニコ動はプレミアム会員でなくても平日の昼なら高画質で問題なく視聴可能になったのが嬉しい。ちょっと前までは粗いは止まるはで無理でしたから。

全て原作から三話ずつピックアップして構成されているのですが、原作の取捨に構成作家の愛を感じます。連続してイイハナシ系でCパートを締めながら、今回は下ネタ回を入れたりして、ワンパターンにならないように、細心の注意を払っているのがよくわかります。

三人で十分回っていたところに6話目にして石上会計投入というのも、ドンピシャのタイミングです。このあたりは原作に沿っているだけなのですが、最初からアニメ化を想定していた可能性も濃厚です。そうでないと一期の想定最終話に間違いなくなるであろうエピソードを、五巻にもってくるなんて無理でしょうし。

石上の参加で笑いのパターンが増えたので原作未読組にとっては「飽きるタイミング」がありません。来秋は会長の妹が登場、後半は夏休みを舞台にしそうで舞台が変わるし、最後まで右肩上がりでファンが増えそうで、原作ファンとしては嬉しい限りです。

今日の箴言:多様性のコスト

多様性のある社会というのは、自分とは異なる価値観で溢れている社会ということなので、不愉快な思いをすることがあるのは大前提であり、不愉快さは多様性を維持するためのコストとして受け入れるしかないことを分からない人が多すぎる。

かぐや様は告らせたい 実写化

natalie.mu

アニメの出来が伝説レベルで素晴らしいので、実写化が契機となってアニメの二期三期四期が確実になるのであれば歓迎したいです。漫画原作の実写映画というのは観たことがないです。大抵酷評されていますし、大ヒットはしないけれども確実に利益が取れるという理由で安易に映画制作がされているのでしょう。

原作者が妄想したキャストがそのまま実現したそうです。願わくばアニメスタッフのような情熱を持って映画を作ってほしいものです。アイドル顔にしては地声がハスキーだと揶揄されがちな橋本環奈さんですが、この作品に関しては欠点が美点に変わりそうです。